ハーバリウムはどこにでもおしゃれに手入れ不要で飾ることができる今大人気の雑貨です。
前回ハーバリウムの作り方を紹介しましたが、その中でも液体がいくつかあって結局どれにしようか迷うと思います。
私もよくわからなかったので、液体のそれぞれの特徴をまとめてみました。オイル選びの参考にしてみてください。
液体を選ぶことができればあとは作るだけ。簡単で楽しい!おすすめオイルを紹介します。
ミネラルオイル(流動パラフィン)
最近はハーバリウム専用オイルとして売っているようです。流動パラフィンは、リキッドパラフィン、ミネラルオイル、ホワイトミネラルオイル、などとも呼ばれていますが、全部同じものです。流動パラフィンは純粋な炭化水素です。無色、無味、無臭で病原菌及びカビに侵されないためハーバリウムのオイルとして使用されているようです。シリコーンオイルと比べると花の色落ちがあります。
そして、選ぶ際に大切な粘度、引火点、流動点なども説明します。
粘度
流動パラフィンを選んでいると#350とか#380とか表示されていると思いますが、それは粘度の数字です。
数字が大きいものほど粘度が高くドロッとしています。ハーバリウムにおいては粘度が低いものほど、容器を動かしたときに中の花が揺れたりします。粘度が高いものほど中の花は動きません。
サラダ油が#70くらいで、ハーバリウムで多い#350や#380はメープルシロップが近いようです。#350や#380の粘度の差はほぼありませんでした。
引火点
#350や#380の粘度の差はほぼありませんが、引火点が違います。
流動パラフィン#350は引火点が220℃となり、危険物第四類第四石油類に指定されています。ちなみに引火点ときくと物騒な感じがしますが、家庭に置いてあるオリーブオイルの引火点も同じ220℃です。
しかし、安価な流動パラフィンで危険物に指定されているものはおすすめしません。なぜかというと、捨てる際に産業廃棄物として業者に持っていかなくてはいけないので面倒だからです。家庭で捨てる事はできません!
ハーバリウムを商品として売りたい場合は、粘度がほぼ変わらない流動パラフィン#380を選ぶと安心です。ちなみに流動パラフィン#380の引火点は250℃で非危険物です。家庭でも、処理が面倒なので自分で作る際は非危険物かを確認して購入しましょう。
(非危険物でも、油の処理と同じで排水口に直接流す事はできません。)
流動点
温度が下がると水が凍って氷になる様に、オイルも流動点より下がるとかたまります。また、流動していても流動点近くに温度が下がるにつれ、白く濁ったようになります。流動パラフィンも引火点が低いものほど流動点が低く、引火点が高いものほど流動点が高くなります。
引火点が低いものは消防法による危険物に該当するというデメリットがあり、引火点が高いものは温度が下がると(氷点下にならなくても)白く曇ってしまい、寒冷地には不向きというデメリットがあります。(凝固したり、白く曇った場合でも水と同じく温度が上がると透明に戻りますよ。)
#350が-21℃、#380が-9℃なので寒い季節は注意が必要です。私が住んでいるところは北海道なので、オリーブオイルもお店で白く濁って売られているときあります。
家庭用なら外に出すことはないので問題ありませんが。
シリコーンオイル
無色透明、無臭の液体です。引火点は300℃以上、流動点はマイナス50℃以下で白く濁ることもほとんどありません。花の色落ちもほとんどないので、流動パラフィンのデメリットを全て解決してくれます。化学的安定性があり、皮膚についても問題ありません。危険物の証明が不要のため、店舗などで不特定多数の方にハーバリウムを販売される方におすすめです。流動パラフィンと比べると高価なものです。しかし、流動パラフィンの方がより透明でハーバリウムが綺麗に見えるという方もいます。
※流動パラフィンとシリコンは絶対に混ぜないでください。
ベビーオイル
ベビーオイルの中でもジョンソンベビーオイルの成分が、ミネラルオイルと酢酸トコフェロールの2成分のみでできています。
「酢酸トコフェロール」という成分はただの酸化安定剤なので配合量自体は微量です。
なのでミネラルオイルと同じ使い方ができるんです。どこでも手に入れられる手軽さが人気です。ただ、300mlと量が少ないので、たくさん必要になります。
待望の100均でもオイルが買えるように
セリアでもハーバリウムオイルが売っていました!セリアにはハーバリウムで使える素材が多いので、一緒にオイルが購入できるのは嬉しいですよね!小さなハーバリウムを作るときにも便利ですよ。
まとめ
オイルはたくさんあって迷ってしまいますが、綺麗にずっと楽しめるのでおすすめです!
今人気のハーバリウムを一緒に楽しみましょう。